皆様、こんにちは♪
ナビゲーターのあおいです^_^
今日は「地球上で一番うまい!」などと海外で話題になっている、日本のある食品について取り上げてみたいと思います。
その食品は、実は海外生まれなのですが、海外の人たちの間では、日本で作られるものがとりわけ美味しいと評判になっています。
ヒントは、調味料ともドレッシングとも言われている食品ですが、ここまで聞けばもうおわかりですよね。
今回はこの話題について、お伝えしていきたいと思います。
今日も最後まで、私にお付き合いくださいね^_^
キューピーマヨネーズについて
今回の話題はおなじみのマヨネーズになりますが、その中でも、日本製のキューピーマヨネーズが海外から注目されているようです。
こちらでは、フェイスブックのフォロワーが1605万人、視聴者の約8割が35歳以下という、若者向けのメディア「Now This News」が制作した動画を参考にしながらお伝えしたいと思います。
この動画では、
日本の人々が夢中になる、リッチで風味豊かなキューピーのマヨネーズ。
この日本のマヨがアメリカのマヨよりもはるかに優れている理由はここにある
日本のキューピーマヨネーズにはグルタミン酸ナトリウムが入っており、これがマヨネーズにとてもおいしい風味を与えている。
アメリカ製と日本製の味の違いはここにある。
と解説しています。
動画によると、グルタミン酸ナトリウムはグルタミックアシッド、すなわち日本では「グルタミン酸」と呼ばれるアミノ酸からできているもので、アジアの食べ物にはこのグルタミン酸ナトリウムが多く含まれているそうです。
数年前、この物質が脳の血管を拡張する作用があるため、頭痛や吐き気をもよおすというニュースが、日本でも報じられていたように思うのですが、
アメリカの食品医薬品局は、適度にグルタミン酸ナトリウムを摂取することは良いとの見解を発表しているようです。
もちろん取り過ぎがよくないことは言うまでもないことですよね。
また、動画の後半では
キューピーマヨネーズは欧米のように全卵ではなく、卵黄だけを使っていることが味わいを深みのあるものにしている。
と説明し、最後には、
アメリカでは昨年、キューピーマヨネーズが販売されたが、悲しいことに、アメリカバージョンでは日本のマヨネーズのようにグルタミン酸ナトリウムが使われていない。
とも述べています。
そういえば数年前に、アメリカの消費者の評判が良くないとして、
1973年から発売していた「日清カップヌードル」のレシピから、グルタミン酸ナトリウムが削除されたニュースが流れましたが、
アメリカ人の健康志向が、食品の味にも大きく影響しているのかも知れません。
マヨネーズの歴史
普段何気なく口にしているマヨネーズですが、その歴史は意外に古く、日本で誕生したのは大正時代の1925年なのだそうです。
日本で作られるようになった経緯について触れる前に、ここでマヨネーズの歴史について少しお話ししたいと思います。
諸説あるようですが、マヨネーズの発祥の地として有力な説は、現在はスペイン領となっている、地中海にあるメノルカ島になります。
18世紀半ば、イギリス領だったこの島にフランス軍が攻撃をしかけ、その指揮をとっていた リシュリュー公爵が、港町のマオンで料理屋に入り、お肉に添えられたあるソースに出会ったのが始まりとされます。
パリに戻ったリシュリー公爵はそのソースを「マオンのソース」、フランス語で「Mahonnaise(マオンネーズ)」と呼んだのが、後に、「Mayonnaise(マヨネーズ)」となったと言われています。
マヨネーズの語源は地名のマオンに由来するとされるものの、ヨーロッパの料理は「マオンのソース」に限らず、肉や魚、野菜などに添えられるソースにマヨネーズに近いものが使われていることが多いようです。
一般的にマヨネーズは、卵、サラダ油、塩、酢が主な材料になるのですが、フランス料理などで使われるソースもこれに類似した材料で作られます。
例えばフランス高級料理の基本ソースの一つ、アスパラガスなどに添えられるオランデーズソースの原料には、バター、卵黄、レモン果汁に白ワインなどを加えて作ることが多いようです。
他にはマヨネーズにハーブやマスタードなどを加えて作るレムラードソースは肉料理などのソースに使われるのが定番とされています。
日本の一般家庭では、マヨネーズは、サラダなどに使うドレッシング、あるいは隠し味の一つとして使う調味料になっているため、「ソース」と聞くと違和感を感じてしまうのですが、その辺りは文化の違いなのかもしれませんね。
日本で初のマヨネーズ
ところで日本で初めてマヨネーズが作られたのは、先ほどもお伝えしました1925年の大正時代になります。
キューピー株式会社の創始者、中島 董一郎(なかしま とういちろう)が缶詰の勉強をするためにアメリカに留学していた時に、マヨネーズと出会ったのが始まりです。
缶詰会社に勤務していた中島氏は、応募した農商務省の海外実業実習生に選ばれ、大正元年の1912年、欧米に派遣されました。
中島氏はこの頃にマヨネーズに出会うのですが、当時日本では栄養不足が深刻だったため、野菜などを食べてこれを改善させたいと考え、マヨネーズを作る事を思いついたのだそうです。
そして帰国後にキューピーを設立、当時の輸入品よりも約2倍の卵黄を使った栄養価の高いマヨネーズが日本で発売されることになりました。
このように、キューピーマヨネーズは2倍の卵黄を使うため栄養価が高く、味も格別なマヨネーズですが、冒頭で述べました通り、グルタミン酸ナトリウムの影響もとても大きいように思います。
日本のマヨネーズについて、海外ではどの様に感じているのでしょうか。
引き続きご覧ください^_^
海外の反応
・日本製だからおいしいんだよ。日本は何だって改善する国なんだから。
・日本のマヨは、口に入るものの中で一番好き。日本のマヨを超えるマヨは今後ずっと現れないと思います。
・日本のマヨネーズの旨さは別格。これだけは保証します。
・マヨネーズがずっと嫌いだったんだけど、キユーピーに出会って初めてマヨネーズが好きになりました。ぼくはオランダ人だけど、みんなにも一度試してほしいです。
・日本の料理はアメリカよりも美味しいから、これは仕方ないよね。ぼくは5年以上日本で暮らした経験があるんだけど、食の面では日本は天国のようでした。
・日本のマヨは悪魔の調味料。つい食べすぎてしまうから、アメリカでは永遠に発売禁止にするべきです。
・グルタミン酸ナトリウムが使われる限り、日本のマヨを口にする事は絶対にないでしょう。
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アレルギーさえなければ全く問題ないのでは?
・自分の中では日本のマヨは日本が生み出した最高傑作の一つです。
・イギリス人だけど、ぼくが一番美味しかったのはオランダのマヨ。あれはオススメです。
・日本がマヨを進化させたんだ。
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でも、こちらのマヨも味の素を入れると美味しくなるよ。
・一度キユーピーのマヨを知ったら、今までのマヨの記憶は消し飛んでしまうと思います。
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サンドイッチに使うのが最高だよね。
・私はこんなものは要りません。自家製に勝るものはないからね。
・サーモンをグリルしてキユーピーと食べる。この組み合わせは俺の人生そのものだよ。これを初めて食べた時、今までの常識が破壊されたんだ。
・美味しいのに日本では安く買えるんだよ。ベトナム人だけど、ぼくもこれ、めちゃくちゃ好きなんだ。
・日本のマヨネーズで育ってきたから、初めてオーストラリアのマヨを口にした時はびっくりしたよ。酸っぱくてクリーミーさがないから、あれは別物だよね。
・日本のマヨネーズにとてもハマってます。つい食べすぎちゃうから、いつも罪悪感と背中合わせになるんだけど。
・日本のマヨの美味しさは、グルタミン酸ナトリウムなんかじゃなく、製造方法にあると思います。卵黄の割合がかなり高いのもその一つです。
・日本人はウマミ成分をとても重視するんだよ。ウマミは、甘味、酸味などと並ぶ、味の基本の1つだから、味覚の中でもとても重要な成分なんだよ。
・日本は欧米のものを改善するのが常だけど、マヨネーズもそのうちの1つだよね。
・美味しいからこれ、とても欲しいんだけど、フィリピンじゃ高くてなかなか買えないよ。
・でも以前、日本のマヨを食べた時、とても甘すぎるように感じたんだけど。
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イスラエルだけど、俺も甘すぎるように思ったよ。
・グルタミン酸ナトリウムが体に悪いって言うけど、それならなぜ日本人は世界一長生きしてるんだ?
・今ではウォルマートのほとんどの店にキユーピーが置かれてる。
・日本のマヨネーズはとても高いんだけど、それだけの価値があるんだよ。アメリカじゃだいたい7ドルくらいで売ってるよ。
・本物のマヨネーズは、間違いなく日本のマヨネーズです。
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日本のマヨネーズはマヨネーズの王様、ってことだよね。
あおいの雑感
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
キューピーマヨネーズ創始者の中島董一郎氏ですが、第二次大戦中、原料の入手が困難になった時には「良いものを作れないから」という理由で製造をきっぱりと中止し、終戦から3年経ったときに再びマヨネーズの製造を再開したそうです。
品質や味に妥協しない、中島氏の志の高さがうかがえるエピソードですが、日本だけでなく、海外からも高く評価され続ける理由がよく分かるように思います。
それでは今日はこれでお別れです。次回もおつきあいくださいね♪
あおいでした^_^
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。